「新宿さぼてん」は、日本からタイに進出したとんかつチェーン店です。
タイで展開した際に少し品質が落ちる店舗が多い中、日本品質そのままで、美味しいとんかつを食べられます。
ここはサイアム・パラゴンノの4階。
ここは3号店にあたり、伊勢丹の６階と、エンポリアム5階にあります。
店内はとても綺麗で、木目調や和の雰囲気がとても美しいです。
高級店とまではいかないので、店内はお客様同士の賑わう声でいっぱいです。
お客さんは、場所柄もあってか日本人が多めみたいです。
店員さんも日本語で挨拶をしてきます。
メニューには日本語もあり、注文はかなり楽でした。
いろんなカツのミックスセットを注文したのですが、まずは胡麻と大盛りのキャベツ、それからキャベツを手元に取るためのお皿が置かれました。
キャベツはシャキシャキしていてみずみずしく、思わず箸が進む進む。
日本だとキャベツはありふれているのですが、タイでは日本のキャベツってそんなに食べる機会がないので、身体が求めてしまうのかもですね。
ある程度まで食べてもうすぐ完食！ というところで、通りすがりの店員さんがにこやかな笑顔でキャベツをどさりと追加していきました。
困惑。
せっかく盛られたのだから食べきろうともぐもぐしていると、慌てたように店員さんがキャベツを大皿に入れて飛んできたので丁重に断りました。
日本だと食べ残すのが失礼という認識あるのですが、タイのこのお店では少し残すぐらいが好印象みたいです。
アイスコーヒーも注文したのですが、砂糖とミルクを別にしてくれる形式。
タイのコーヒーは甘いので、これはとてもありがたい。
しかしタイのアイスコーヒーは少し薄いのか苦くないような味なので、少し砂糖を入れるくらいの方が美味しくなると気づきました。
とんかつがテーブルに運ばれてくるまでの間、儀式のように胡麻をすりおろしていきます。
白胡麻と黒胡麻のミックスですが、とても香りが良く、幸せを感じます。
セットが揃いました。
味噌汁とご飯つき。ご飯は日本企業だけあって、日本米。
とんかつはさすがの安定感。
いろんなカツやコロッケのあるメニューだったので、かなり楽しめました。
外国で食べてみると、日本で当たり前に食べてたものを前にすると、こんな気持ちになるんですね。
味噌汁はたぶん日本と同じものだと思います。
あまり美味しくない味噌汁ばかり飲んできたので、なんだかホッとした気分で楽しめました。
やっぱり味噌汁って美味しいですね。日本人で良かったです。
最後に、抹茶アイス。
これは味が選べるのではなく、抹茶アイスで固定です。
トンカツを食べた後なので、さっぱりしたアイスが食べたいなぁという気分に実に応えてくれます。
デザートというには充分な量で、満足感があります。
日本の「さぼてん」はグリーンハウスフード社が操業しチェーン展開したのですが、タイ現地の製パン会社「プレジデント・ベーカリー」社との合弁企業である「タイ・プレジデント・グリーンハウスフード」社が経営しているそうです。
それで日本そのままの味が再現できているのですね。
■とんかつ 新宿さぼてん／グリーンハウスフーズグループ
http://www.ghf.co.jp/saboten_rest/
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